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2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『晩春』(小津安二郎)

以前読んだ『国際シンポジウム 小津安二郎』で「近親相姦を暗示させる」という議論があったのが気になって約1年ぶりに見直した『晩春』。原節子のファザコンがあるにせよ、父と娘の二人が旅先で布団を並べて寝るのは日本人の感覚としては決しておかしくない…

フラッシュ!フラッシュ!フラッシュ!

雑誌『シナリオ』で『SRサイタマノラッパー2 女子ラッパー傷だらけのライム』のシナリオを立ち読みして、そして、泣く。噂には聞いていたけど、なにこれ凄いぞ。家に帰ってさっそく予告編を見たら、彼女たちが歌うラップは想像以上に頼りなくてまた感動。沖…

『女の中にいる他人』(成瀬巳喜男)

「シネスコっぽいけど、何かちがう!」と思ったら、「東宝スコープ」という東宝独自のアスペクト比なんですって(wikipedia先生より)。へぇ。この頃の日本映画で音楽が印象的な作品って(武満でさえ)あまり無かったから、新珠三千代が毒殺を決心するシーン…

『かえるのうた』(いまおかしんじ)

ラストシーンが良かった。子供も大人も変態も、みーんな一つの画面に収まってて。なんや浮気やら援助交際やら、あまり良いセックスが無い、わりと辛い映画だから尚更。 ◇ 地元のツタヤでは邦画の棚の一番下にピンク映画がひっそりと置かれているのですが、『…

『俺たちに明日はないッス』(タナダユキ)

まるで飛ぶために持たされたような日傘。海辺のシーンがとっても良かった。青春とはこんなに痛いのかな、でも思い返すと、17歳の頃の自分も優しくなかったなぁ。