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Fleurs d’équinoxe

彼岸花』(小津安二郎、1958年)。今まで『お早よう』が小津最初のカラー作品だと思っていたがそれは勘違いで、『彼岸花』のほうが『お早よう』より早いということを知った。後半笠智衆が詩吟を披露するシーンでどことなく漂う倦怠感がとても良い。一年前はこのシーン、別に何とも思わなかったのだけれども。
一緒に借りた『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』はなんだか苦手だなぁという印象。おそらく設楽さんのフレームの収まりが悪いからだと思う。あとは編集のリズムなのかなぁ…あまり理由が思いつかない。こういうときに単なる印象だけじゃなくてきちんと論理的に説明できる人間にならねば。