なんとかフスキー
『アンナと過ごした四日間』@イメージフォーラム
禁欲的で、余計な説明が一切排除されてる。ちょっと『BOY A』みたいな、悲しいサスペンス。スコリモフスキーは『手を挙げろ』でほんとうにビビって、おしっこちびりそうになってしまったのですが、『アンナと過ごした四日間』にはまったく違った凄さがあった。ちびらないけど、ぶるっと震えて涙がちょちょぎれそう。「愛です」ってレオンが言ったときのアンナの表情とか。
あと音楽も良い。ハープと歌と、軽いドラム(ブラシ使用)の曲がえらく気に入った。きっとサントラなんて出ないと思うけど、また聴きたいな。
スコリモフスキーDVDボックス欲しいです。フランスで買えるかしら。
『手を挙げろ』
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『動くな、死ね、甦れ!』@ユーロスペース
やっとこさ劇場で観れました。でも、VHSで初めて観たときの衝撃は超えなかった。記憶ってすごいな。「お月様にはウォッカがねえ」の歌には、やっぱり心を動かされる。
久々に観て、終盤のガリーヤが撃たれるシーンにびっくり。表情であんなに語れるのか。
この作品をスクリーンで観た、という体験が大切なんだろうなぁと思う。