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『ヒズ・ガール・フライデー』(ハワード・ホークス、1940年、米)

地震以来、映画を観ることができませんでした。というか「観たい」とは思っているんだけど、セットしたDVDの再生ボタンを押せなくて。その間に『スプリング・フィーバー』の上映は終わるし。きのうもツタヤのすぐ目の前まで行ったのに、お店のなかに入れなかった。きっと、テレビの色々な映像が目にこびりついていたんだと思う。物語の世界にとびこむことが出来ないというか、なんというか…でも今日は久々に映画を観ることができた。大好きなホークスの『ヒズ・ガール・フライデー』。実は四日くらい前に少し再生してみたけど、その時はやっぱり見れなかった。今日がほんとうに、やっと。
私は物語の力を信じている。しかし、物語を信じているこの私自身が物語に接することができなかった地震以降の数日間の気持ちをどのように整理していいのかわからない。
いまは小津が観たい気分。ロメールも。