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Lady Yakuza

『緋牡丹博徒 花札勝負』@桜坂劇場。やっぱシネスコはスクリーンで観るとぜんっぜん違う!!画面を部分的につかって観客の眼を左右に振り回す(?)加藤泰の作品だからなおさら。金原組に殴りこむお竜を背後から追った手持ちキャメラのリアルなぐらつきに興奮。上映後の山根貞男氏の解説では、加藤泰作品では別れる男女の一方がしばしば画面の奥ではなく手前側に向かって去ってゆくことについての話が興味深かった。確かに!とびっくりする。映画観て人のお話聞いて「ああ!」とびっくりする、という体験が大学の講義以来だったのでとても懐かしい感覚だった。98年シネマテークfrでの特集など海外での受容についても聞きたかったなぁ。