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地震から数日たって、やっと冷静になれました。これまではずうっとパソコンの前で情報収集し、消えてしまった町に向かって「おかあさん!」と泣き叫ぶ少女の映像で頭がおかしくなったりしました。
でも今自分ができることといったら募金や節電くらいだし。被害のなかった私が必要以上に悲しんだり心をいためるよりも普通の生活をすること、そして今回の地震を五年後、十年後、そして二十年後もずっとずっと忘れないでいることの方が大事だと自らに言い聞かせて、自分のやるべきことを一つずつやっていくしか無い。
「鎮魂の黒き喪章を胸に、今は真っ白の帆を上げる時なのだ。愛される存在から愛する存在に変われ。愛に受身は無い」―――立教新座高校の校長あいさつより。まだまだ寒い被災地のみなさんのご無事を、沖縄より心から祈っています。そして、地震で楽器を失った子供たちが一日でもはやく再び演奏できますように。音楽の力を、吹奏楽の力を信じています。がんばって。